2016年8月28日日曜日

KTM DUKE390 にリアキャリアとリアケースを付けてみました。

デイトナのリアキャリアとGIVIのリアケースを付けてみました。

 スリムで小さいDUKE390.なかなか格好いいと思うのですが、残念過ぎるほどに荷物が積めません。この積め無さ、昔のレーサーレプリカの如し(まぁ、シングルシートじゃないだけましなんですけどね)
 バイク屋さんで納車の時に書類やカタログなどを収めたオーナー心をちょっとくすぐるブリーフケースを貰えるのですが、これを積んで帰ることすら困難・・・。


 書類があるのを知っていたので「ゴムひもの詰めをグラブバーとシートカウルの縁でひっかけて括ってくりゃいいや」と思っていたのですが、それもままなりませんでした・・・。
 丁寧にシートカウルの下もぐるっと一周カバーしています。

 シートカウルごとぐるぐる巻きにして括りつけてきましたが、雨具すら積め無いのはさすがに不便です。


 片側3つ爪の付いた荷物ネットをグラブバー2点、ウィンカー1点で爪をひっかけて使って使えないこともないんですが、ウィンカーの根元が曲がるのであんまり気持ちよくはないです。
 そこで素直にキャリアを付けることにしました。

 ネットで調べてみたところ、簡単に手に入るのはKTMの純正オプションとデイトナのキャリアのようです。
こちらがKTM純正オプション
KTMの純正オプションはちょうど新車購入時に付いてくるオプションのクーポン券があるし、「DUKEの小柄なスタイルを崩さないので良いな!」と思っていたのですが、リアシートの上に被るのでハードケースを付けた時は乗り降りが大変、という話を聞いて断念。
 荷物が車体より張り出さないので運転への影響は比較的少ないということをバイク屋さんで聞きました。

今回購入したデイトナ製
 こちらが今回装着したデイトナ製。かなりしっかりしています。
 お値段も普通。入手性もアマゾンでポチるだけです。

他にはこんなのも見つけました。

SW-Motech Alu Rack
 これスマートで格好いいと思ったのですが、海外からの取り寄せになるようです。
単体の価格はそんなに高くないのですが送料を含めるとそれなりのお値段に。
 購入自体は日本語のサイトで日本の銀行で行えるようです。
http://www.euroe-com.com/product/sw_GPT_04_213_15000B.html



 すぐにでも欲しかったのでデイトナ製をアマゾンでポチりました。
 で、待つこと数日・・・届きました。結構ごついです。
 ちゃちなスクーター用のキャリアよりはるかに頑丈そう(ちょっと重い)。
超軽量なはずのDUKEがガードやらキャリアやらでどんどん重くなって行くのが若干悲しくもあります。

 おもむろに付けます。
グラブバーと交換することになります。

キャリアの下側のサポートがここに付きます。

寸法が合わないとかもなくサクッと付きます。

キャリアの下ステーをここに共締め

 炎天下なので頭がくらくらしてましたが、作業自体は20分ほどで終了です。

 付けた感想は「バイクが大きく見えます」。
 キャリアも大きいのですが、シートの斜め上に張り出す格好になるので、かなり大柄になった印象を受けます。
(もうリアケースのプレートが付いていますがこんな感じで張り出します)
 
次はリアケースです。
 リアケース選びはものすごく悩みましたが、ヘルメットと合羽、Uロックは入ってほしいので30ℓではちょっと心もとない。
 キャリアの取説には「ケースを取り付ける時は30ℓ以内にしてください」とあったのですが、無理を承知でチャレンジです。
 

GIVI(ジビ) リアボックス B34

 新型です。現物を見ないで買うのは大変不安だったのですが、予約注文で購入。
 GIVIの通常ラインのEシリーズより幅が狭く背が高くなっています(E340より幅が6cm狭く背が4cm高いです)
 これもさくっと付けます。
 デイトナのキャリア+GIVIのケース(デイトナが代理店)だからポンつけできたのかも知れません。でも、GIVIのベースの取り付けは良くできていて、この手の棒をまげて組み合わせたキャリアなら簡単につきそうです。
四角の網目の中にひし形のプレートを入れ、ネジでステーを固定します。

裏側でステー(抑える部分が長い端と短い端になっていて具合の良い方を使う)で抑えるようになっています)

シートより少し高い位置に付きます。
これだとケースを付けてその前の空間(タンデムシート上)にまだ荷物を載せられます。

目隠しのふたをして網を隠します。

少し大きいケースだけあって内容量は十分。
ヘルメット+フルサイズの合羽を入れて余裕です。
蓋の裏に当たる空間がまだ空いているのでまだまだ入りそうです。

やはり印象は「でかい!」
元々が低くて小さい車体の上後方に「ぽ~ん」と張り出しているのでかなり目立ちます。
アドベンチャーやカウル付きのスクーターならもっとしっくり来るとは思うのですが。

横幅はとてもスリム。充分にタンクカバーの幅に収まっています。

 見た目は「?」なのですが、やっぱり便利ですね。
 小さいバイクには似合わないかな?と付けるのをかなり躊躇ったのですが、出先でヘルメットを持ち歩かなくても良かったり、ちょっとした買い物なら型崩れせずに持ち帰れたり、合羽やU時ロックを入れっぱなしにして置いたりできるので、一度付けてしまうと手放せません。
 付けた次の日にバイクの運転の練習会に行ったのですが、小さな工具箱を放り込んで行って現地では手荷物を入れてカギをかけておけたので重宝しました。

 必要なサイズは人それぞれですが、ケースがあると「ちょっとバイクで出かけよう」という機会がとても多くなるような気がします。








2016年8月20日土曜日

KTM DUKE390 がやってきました(慣らしが終りました 編)

 DUKEがやってきてから1週間。無事、1000km点検を迎えることができました。

 相変わらず「なんかすご過ぎて(乗り手が)無理」な部分は多々ありますが、バイク自体は問題なしです。

 ネットで聞く、クーラントの漏れもなく、お盆休みの猛暑の真昼間に延々10数キロ続く渋滞の中に囚われていてもオーバーヒートもなし。
 1000kmも走れば、少しはねじの緩みとかシール類からのオイル滲みとかがあるかと思っていたのですが、昨日洗車した時には何も見つかっていません。
 何度か「組み立ての時にできた傷を油性マジックで下手くそにタッチアップしてあった」というネットのレビューを見たのですが、私の車体の場合は傷がなかなか上手にペイントで補修してありパッと見ではわからないです。多分、何年も作っているうちに傷とか仕上げに対する意識が変わってきたんでしょうね・・・。
 でも、遠慮のかけらもないペンチェック(ネジを締めた時に作業者が確認の意味で付けるマーク)がでかでかと付いてたりします。

(ペンチェックしてあるところは結構沢山見つかります。正直言って「締めたかどうかわからない」または「思いっきり締めただけ」よりは100倍安心です)
中華クロスカブは車体の右側と左側でネジの締め付け力が全然違いましたもんねぇ・・・

1000km走って、最初の頃に感じていた「反応がクイック過ぎて乗り辛い感じ」「軽快だが腰高で不安定な感じ」はずいぶんマシになりました。 
 人間が慣れてきたのもありますが、サスペンションに当たりがついて動きが良くなってきた事が大きいと思います。
 コーナリング時も少し落ち着きが出てきました。車体を傾けた所で後輪にパワーをかけてやったらもっとしっかりと安定して曲がれるんでしょうけど、ちょっとまだ怖いです(^^;

 「4000回転以下に落とすとガク付いて乗りにくい」というのも少しはマシになった気がします。
 でも、やっぱり、振動も少なく安定して走れるのは5000回転前後ですね。「ネオクラシック風」シングルでは「盛り上がり」の回転域もオフ車系のエンジンにとってはジョギング程度なのでしょうか。
 慣らしが終わって7000回転以上も回してみましたが、むちゃくちゃ速いです。パワーの乗ったパルスが「かかかかか」と連発で押し寄せてくるのでかなり荒っぽいです(往年の2ストレプリカに近いかも?)。


 ポジションはハンドルが近くて低くて楽です。肩に力が入るとついつい上から押さえつけてしまいますので気を付けるようにしています。
 トップブリッジもメーターの取り付け場所も低く、(カウルもないので)跨ってみると視界を遮るようなものは何もありません。とても、とても、開放的!!

(景色の良い処で写真を撮ってくる予定)

 シートはまだノーマルのままですが、250kmの連続走行ではお尻が痛くなるような事はありません。硬いシートなのにとても良くできています。
 足つきの方は私の身長は163cmでかなり足が短いのですが、両足がちゃんとついて全く問題ありません(重いのでサスが沈んではいます)。片足しかつかなくてもバイクが軽いので平気で取り回しできると思います。
 シングルということで気になる振動なのですが、「ちゃんと回転を上げていれば」気にならない程度です。回転が下がってしまうとアクセルのオンオフでギクシャクしたり、不意のエンブレがかかって手が疲れたりするので良いことあまりないように思います。

 排気音は結構大きいです。煩いor勇ましい、どちらの表現が合っているのでしょうか?巡行している時などはちょっとストレスだったりします。
 山道で車の後ろに付いた時なんかは、アクセルを閉じた時の「ぼんぼん」という音が大きく響いて煽ってるみたいでかなり気の毒だったりもします。

 積載性はかなり悪いので、最初に思ったことは「キャリアかタンクバッグが欲しい」でした。キャリアを付けると重くでっかくなるし、タンクバッグを付ける方が手軽で良いけれどタンクカバーがプラスティックなのでバッグ選びが大変そうです。
 ちょっと悩んだのですが、キャリアを付けてその上にケースを付ける予定でいます。

 まとめです
 とにかく軽くて気楽で開放的なバイクなので、日帰りツーリングや半日程度のチョイノリには最高のお供です。
 「ゆったりと」とか「のんびりと」というのは多分、苦手。単気筒でイメージされやすい「どこどこ」感とか優雅さとかを求めると期待外れかな?と思います。

 私と同じように「重くてパワフルすぎるリッターバイクは乗れなさそう」とか「猫がいるので泊りのツーリングは無理」とか「バイクにリターンしたばかりで高いバイクはちょっとな~」とかいう人には本当に良いと思います(調べた限りでは維持費も高くはないようです)。

 250、390ともにかなりキャラクターが建っているバイクだと思うのでぜひぜひ試乗してみてください!

 (追伸 オイル交換+エレメント交換で4500円でした。)

2016年8月17日水曜日

KTM DUKE390 がやってきました(リアサスのプリロードを触ってみました 編)


 さてさて。。。
 390DUKEを購入する、と決まってからネットで色々と情報を収集していたところ、「リアサスが硬すぎる(Or柔らかすぎる)」という意見とプリロードを変更された方の感想がちらほらと見受けられました。


 「体重75kgのライダーに設定されている」
 実のところ、私は結構肥満しているので75kgくらいはあるのですが、なにぶん「下手!」なのでしっかりとサスに荷重を掛けられるほど乗れる見込みはありません。
 以前(大昔)、スズキのGoose350というバイクに乗ってた時期があるのですが、「故障していない時は思うように曲がれずに困っていたが、フォークシールが片方破れてフロントサスがスカスカだと調子よく乗れた!」というヘタレな経験があります。
 で、DUKEもプリロードを下げた方が良いかな?と思っておりました。

 納車の時、メカの人に「みなさんプリロードどうしてらっしゃいますか?」と聞いたところ「ほとんどの人が初期状態か、ツーリングで荷物を沢山積む人は1段ハードされてます」とのこと。
 「車載工具にスパナ入ってますから変更できますよ」・・・(^o^)
 え、先走ってアマゾンでスパナ買っちゃいましたよ。

 (アフェリンクです)
 (一番安いところを厳選して買ったつもりが送料がど~~んと掛かったという落ちも付いてます)

プリロードを下げる時は「すこん」と簡単に下がるのですが、上げる時が大変な様子。
 そういう時はジャッキアップしバネの負荷を抜いてあげると良いようです(スパナの爪が外れたりした拍子に勢い余ってフレームを傷つけたり、手を怪我しやすいので気を付けてくださいね)
 先走って買ったスパナのおかげか、そうでないのかはわかりませんが、私の場合は爪の所に手を添えてあげただけで無事下げ上げできました。


 下げてみた感想
 →地面のごつごつを拾いにくいので乗り心地&安定は良い。言われてみれば少しアンダー気味かも?乗りやすいのは乗りやすい。
 ノーマルに戻した時の感想
 →動きが軽快だけど、路面のギャップを拾ったりアクセルのOnOffに過敏に反応するので少し疲れる。

 結局、私は初期状態に戻しています。
 理由→私は重いのでプリロード下げたら底付きしそう(全然荷重を掛けられていないのに下の方まで使ってました)。
    →プリロードを下げるとお尻が痛い!
 お尻が痛くなるのは後ろ下がりになって体が立つので体重がもろにシートに掛かるからでしょうね。

 お尻が痛い件はエルゴシートを頼んであるので解決できるかも知れません。ただ、ノーマルのシート&プリロードでも200kmくらいでは全然お尻痛くないんですよね・・・(結構硬いシートなのにびっくりです)
 (くどいようですが私は重い(75Kgある)ので)プリロードを初期位置に戻しましたが、もっと痩せたら下げると思います。

 車載工具(結局出してもいませんが・・・)で変更できるようなので試してみるのが良いんじゃないでしょうか?(怪我だけしないで下さいね)

2016年8月14日日曜日

KTM DUKE390 がやってきました(燃料を入れてみました 編)。



 Dukeの残ガソリン表示はデジタルのバーグラフっぽい表示ですが、すごく大雑把なことにグラフの目盛りが4コマしかありません(つまり満タン・3/4・半分・1/4の4段階)(間違ってましたすみません) 目盛りのコマが8つです(国産車のように細い横棒が順に減っていくようにはなっていないようです)。

 一応、デジタルメーターには走行可能距離とか、燃費とかを表示切り替えできるようにはなっています。

 とはいうものの、「まだ1/4以上あるやん!」と安心していると突然



 黄色の警告灯が点灯し、デジタルメーターには「Low Fuel Level」の表示が!
   かなりびっくりしました。

 Low Fuel Levelの表示の下にはタンク内の残量で走行可能な距離らしきものが表示されています(でも、この状態で6kmほど走ったのですが、表示は49KMのまま、減りませんでした)。
 トリップメーターも自動的に「F」に切り替わり、0から積算されていきます。

 この状態で給油したところ9Lほど入りましたから、もしかしたら走行可能距離が50KMを下回ったら警告が出るのかも知れません。この日は長い時間、渋滞に捕まっていたので25km/ℓの悪燃費。
 そこから逆算してるのか、それともたまたま燃料残量2ℓになったタイミングが走行可能距離50KMと重なったのか。

 いつも乗ってるカブの感覚で「ハイオク!?9ℓ!?リッター25Km!?」と「お金足りるやろうか!」とか思ってしまうのですが、よく考えたら1500円しないんですよね・・・(カブは500円で足りること多いです)。
 久しぶりに「次回給油リッター2円引き!」のクーポンを貰いました。

(追記 8/15 渋滞のない状態で150km程走ってきましたが、40km/ℓ程度に燃費が向上しています。)

2016年8月13日土曜日

KTM DUKE390 がやってきました(とりあえず200kmほど走ってきました 編)。

 「こんなすごいの乗れるのかな~」と不安な一夜を過ごした後、とりあえず200kmほど走ってきました。

 本日も快晴。暑いです。

 ラジエーターのファンも全開(でも、クーラントは吹き出しませんでした)。
 Dukeですが、Webで色々な方のお話を読んでいると色々なトラブルの話題に出会います。
 実際にお店の人に聞いてみたところ、「発売して5年の間に大体のトラブルは対策されました」とのこと(初期のユーザーの方々には「感謝」の一言です・・・)。
 いつも「新型」という言葉に惹かれたり、「もう少しで新型が出るから」と待ってみたりするのですが、この手のバイクは何年か待ってから買う方が良いのかもしれませんね。



 とりあえず、琵琶湖を半周。
 連休だからか渋滞の多い、バイクには可哀想な一日となってしまいました。


 昨日のインプレでも書いたように、390がツーリングに向くかはちょっと「?」です。
 下道を法定速度で走っていると、滅多に5速には入りません。無理して5速に入れても3000回転より落ちると「すこん!」とエンストしますし、加速する時に「ぼこぼこ」とエンジンが苦しそうに喘ぐので少々可哀想。
 逆に「ちょっと音が気忙しいけど、いいや!」と4速のまま60km/hで巡行すると振動も少ないし、少々周囲の車の流れが速くなってもちょっとアクセルを開けるだけで付いて行けるのですごく楽。
 低速が無いだけで決してピーキーなエンジン特性ではないので、車の流れについて行くのはそんなに苦手な風ではないです。ただ、回転を落としてしまうと途端にギクシャクするのでそれは気を付けないといけないようです。
 回転数をある程度キープしている状態だと、排気音が小さい250の方が楽かな~。


 ちょっと車が途切れたり、前が空いたりするした時にアクセルを開けてやると「たたたたたた」とぐんぐん車速が伸びていくのは高回転型シングルならではの楽しさです。
 私の場合、「これが好きでシングル乗ってます!」と言っても過言じゃないかも?
 この「たたたたた」と地面を蹴飛ばして加速する感はたぶん350ccとかちょっと大きめのシングルならではの物かな?とか思います。
 昔乗ってたスズキのグース350にとても似ていますね(Dukeの方がはるかにパワフルですが)。シングルのBMW F650GSも似たような感じでしたが、もっとマイルドだったように思います。

 今日は渋滞に捕まっている時間が長かったのですが、バイクが軽いのでものすごく楽でした。
 アクセルもクラッチもブレーキもとても軽いです。
 ちょっと前が空いた時に「すっ」と加速したり、活き活きと曲がったりする時の感覚はほどほどのパワーと軽い車体の賜物なんでしょうね・・・。


 途中、山道にも入ったのですが、乗り手が「がたがた」過ぎてちょっとインプレにはならないです(すみません)。
 バイクは、たぶん、すごく良いと思うのです・・・。
こういうゲージがタイヤに刻まれていたりします。すごいプレッシャー・・・

ポジションはハンドルが近いのですごく楽ですね。実際に跨ってみると写真で見るよりもずっとコンパクトです(ぜひ、一度試乗を!)。
 身長163cmですが、ほぼ直立、オフロードみたいなゆったりポジションで肩、腰手首が痛くなるようなことは全然ありません。
 シートも硬いのですが、200km6時間程度の日帰りではお尻が痛くなることもなく(でも、エルゴシート注文しちゃってますけど)。

 KTMのWebサイトのキャッチコピーじゃないけれど、「ちょいとそこまで、ひょいと乗る気になれる」バイクです。
 「速く走る」とか「きれいに曲がる」とか「あそこまで行ってみる」とか「格好良く決める」とかじゃなく、目的を決めずに「休みの日にちょっと楽しく」乗るには丁度良いバイクだと思います!!。




 すごくはないけど、楽しいですもん!
 

2016年8月12日金曜日

KTM DUKE390 がやってきました(欲しいなー、と思った時から試乗まで 編)。

 7月の初めごろに県内にある老舗のオフロード系バイクショップでCRF250Lの中古が売りに出たので、それを見に行ったのが今回の購入の切っ掛けです。

 CRFは程度も良かったし、形も大好きなのですが『足が全く届きません』(おまけに結構重いです)。
 展示してあるバイクに跨っただけで足が攣ってバイクを倒しそうになりました。
 というわけで、本当に残念だったのですが断念しました・・・

 ところでそのお店は昔からKTMの代理店で、上は1190から下は125までKTMの試乗車がずら~りと並んでたりします。
 元々、「DUKE良いよな~」と羨ましくてならなかったので、お店の人に昔話を交えながら色々話を聞きました。
 そしたら、立派なカタログくれて、見積もりも出してくれて・・・。
 「これくらいだったら無理したら買えるかも?」(とすっかり虜に)。
 毎日、寝る前にカタログのページを眺める習慣がついてしまいました。

 それが一か月も続いた頃、日本語や英語のDUKEの記事を見続けるうちに願望は250ccから690ccまでヒートアップしてPriceも諸経費込々60万円→140万円に膨張・・・。
 「絶対に審査通るわけないやん」と諦める意味を込めて銀行にローンの審査をお願いしたら結構な金額のローンが「さくっ」と通ってしまいました(まぁ、現実に「ローン組める!」と思うと小心すぎる私は「120万のバイクなんて無理無理!!」と速攻ビビッてスモールデュークを買うことにしたのですが)。 註 この時点で意識は「諦める」から「買えそうなのを買う」にするっと入れ替わってしまってます・・・

 丁度、「試乗したら5万円分のオプションプレゼント!」キャンペーンをやっていたので「一度乗ってみよう」と前回から丁度1月後、お店を再訪しました。

 試乗は250と390を乗りました。
 正直な感想は250と390は全く別のバイクです。
 『素直』『安心』『もしかして、自分って上手いんじゃないの?』と思わせるような優しさと懐の深さの250。
 『鮮烈』『強烈』『スポーツしてる!』な390。

 最初、お店の人に「どっちがお勧めですか?」と聞いた時に「とりあえず、乗って下さい」と言われたのが、納得。
 まったく乗り味が違うバイクなので、『維持費が』とか『スペックが』と端から決めずにまずは乗ってみて考えるのがベストだと思います。
 (私の場合、250がすごく好印象だったのですが、白色が欲しかったのと見栄で390にしました)

 ちなみに(実際の所はこれから記録を取っていきますが)維持費自体は250と390とではほとんど変わらないみたいです(エンジン以外は同じらしいです)。

 先ほどお店でバイクを受け取って20kmほど走って家まで帰ってきました。
 第一印象・・・『すっげ~~』『緊張した~』『自分ってこんなに下手だったんだ~』(こんなバイク、乗れるのかな~)

 まず、エンジンのレスポンスがめちゃめちゃ鋭いです。エンブレも強烈に効きます。
 購入前に見たインプレ記事で「ツーリングなどにはエンジンに余裕のある390が良いのではないか」と書いているのがありましたが、レスポンスが早すぎてエンジンに余裕があっても、乗り手に余裕はないです!ツーリングを楽しむなら乗り手に優しい250の方が良いかな~と思いました。
 それと3000回転~5000回転くらいの中回転域では振動が結構出ます(そして、3000回転以下は『即エンスト』しそうなほどエンジンが苦しそうです)。
 ところがエンジンの回転が5000回転を超えると振動がピタッと収まり、『たたたたたたたたた』というエネルギー溢れるパルスが車体から伝わってきてワクワクします。
 というわけで、元々が「低中速のトルクと鼓動を楽しむバイク」ではないので「普通に走っていても程よくエンジンが回っている250」が良いような気がします。

 と、250の方をべた褒めしていますが、ホントに250良かったですよ!